政治

奈良県三宅町長選挙、7月2日に告示 現職と新人一騎打ちか

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  任期満了に伴う奈良県三宅町長選挙はあす2日、告示される。現在のところ、3選を目指す現職の森田浩司氏(40)=無所属=に新人で学習塾経営の岡本幸子氏(51)=同=が挑む構図が予想される。

 

森田氏は5月、「全国で2番目に小さい町を面白くしたい」と立候補を表明。子育て支援の強化や住民がやりたい事に挑戦できる環境づくりなど、「顔の見える距離感を生かした町づくりを進められた」と2期8年を総括。

 

 10年後に千人の人口減少を想定する中で、新しい共助の形や町のあり方を町民と考える仕組みづくりを進め、「やりたい事がかなう、(心身の健康や幸福を意味する)ウェルビーイングの高い町を目指したい」と意欲を示す。

 

 岡本氏は、塾の教え子とのかかわりの中で子どもたちの政治に対する関心の低さを懸念。「何も変わらないと諦めるのではなく、自分事として捉えてもらいたい。それぞれが声を挙げることで、より良い方向に向かえる町をつくりたい」との思いで、4月に出馬を表明した。

 

 高い防災意識の育成や巡回バスによる生活支援といった施策を公約に掲げ、誰もが安心して暮らすための町全体で支え合う仕組みづくりに取り組みたいとしている。

 

 4年前の前回町長選は現・町交流まちづくりセンター「Miimo(ミーモ)」の建設計画などを争点とした現職と前職、新人の三つどもえの戦いとなったが、今回は2期8年の町政を問う一騎打ちとなりそうだ。

 

 立候補の届け出は2日午前8時30分から午後5時まで、町役場3階第1会議室で受け付ける。投票は7日午前7時から午後8時まで、町内3カ所で行われ、午後9時から同町伴堂の町文化ホールで即日開票される。

 

 6月3日現在の選挙人名簿登録者数は5597人(男2644人、女2953人)。

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