2日、三宅町長選挙と川上村長選挙が告示された。

　川上村長選挙は、ともに議長経験を持つ元村議2候補が激突した。村を二分する村長選挙は36年ぶりで、それぞれに村の将来像を描いて有権者に判断を迫る。

　泉谷陣営は午前9時半から同村人知の選挙事務所前で、村議ら来賓や支持者ら約100人(陣営発表)を集めて出陣式。「少子・過疎高齢化で地域の存続が厳しい状況で村を発展させるのは泉谷候補」と山下真知事のメッセージも届いた。

　丸敏幸後援会長は「村を愛し、山を愛し、皆さまを愛し、力を尽くす姿勢に心が打たれる」と村政にかける候補者の思いを紹介。縁戚の松尾勇臣県議は「現村政への不満は大きい。継続か刷新か。新しい村をつくる戦い」と実質36年ぶりの選挙戦に突入した村を展望した。

　泉谷候補は、高齢者の生きがいづくり・居場所づくり▷クマなど鳥獣害対策▷吉野かわかみ社中事業の見直しなどを公約に掲げていて「政策実現のためにまっすぐに動き、信念を貫きたい」と支持を求めた。