政治

奈良県川上村長選、36年ぶりの激戦に 村議補選は1人超過

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 任期満了に伴う奈良県川上村長選挙と同日選で行われる村議会議員補欠選挙(欠2)は2日告示され、5日間の選挙戦が始まった。村長選挙は東谷八宗候補(66)=無所属=と泉谷隆夫候補(69)=同=のいずれも議長経験のある元村議の新人2人が争う。村議会議員補欠選挙は元職1、新人2の計3人が立候補を届け出て1人超過となった。投開票は7日。

 

 村長8期32年を務めて2012年に引退した故・大谷一二氏からバトンを継いだ3期目現職の栗山忠昭氏(73)が引退を表明。栗山氏が東谷陣営の応援に回り、泉谷陣営は「継続か刷新か」と対決姿勢を強める。1996年に村外候補が長期政権や無投票を批判して選挙をしたが、実質的には1988(昭和63)年以来36年ぶりに村を二分する選挙となった。

 

 東谷候補は「持続可能な村を目指す」として地域交通サービスの拡大▽保育・教育施策の充実発展▽産業振興―など施策を具体的にアピール。

 

 泉谷候補は村職員としての行政経験も強みに、村長退職金100%カットや吉野かわかみ社中事業の見直しなどの変革を打ち出す。

 

 投票は7日午前7時から午後6時まで村内9カ所で行われ、午後7時から村役場で即日開票される。期日前投票は3~6日の各日午前8時半から午後8時まで、同村迫の村役場で行われる。7月1日現在の選挙人名簿登録者数は1110人(男525人、女585人)。

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