先週末は、県内の平野部のあちこちでコン…
先週末は、県内の平野部のあちこちでコンバインが稼働し、稲刈りのピークのようだった。台風の上陸もなく、無事に収穫の秋を迎えられてよかった。
全国的には「鉄道開業150周年」という大きな節目を迎え、全国で34の駅弁の復活、臨時列車の運行などがあった。県内でも鉄道のまち・王寺町では関連イベント「鉄道フェス2022」が開かれ、大いににぎわった。
中でも鉄道ファンの関心を集めたのが、近鉄の臨時団体列車「あおぞらII」の運行。修学旅行などに使われる特急(2両)が、その名にふさわしい、きれいな青空のもとで、初めて田原本線を走った。
これは、近鉄、奈良交通、JRと同町観光協会が連携し「ヘッドマークをリレーする」という、斬新な企画の“トップランナー”であった。
新王寺を出た臨時電車は、乗り換えなしで西田原本―高の原を経て近鉄奈良へ。奈良交通バスが、近鉄奈良からJR奈良駅前までつなぎ、最後はJRが大和路線で王寺まで運んだ。
これを機に、公共交通機関が連携した企画を打ち出し、観光や地域振興につなげてほしい。 (恵)