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連敗 痛恨の失速 後半32分から連続失点喫す - 奈良クラブ

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前半2分のシュートなど活躍が光る国武=愛鷹広域公園多目的競技場 (C)NARA CLUB

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今季前半戦最後の一戦 奮起 期待

 第18節、奈良クラブはアウェー2連戦の2戦目となるアスルクラロ沼津戦で敗れ、今季2度目の連敗を喫した。第12節の今治戦、14節の岐阜戦、16節の相模原戦とホームでは3連勝と勢いに乗っていただけに、ここでの連敗は痛恨の失速となった。

 

 沼津戦は序盤から拮抗した試合展開で、前半2分には乱戦からボールを奪った国武が相手ペナルティーエリアに攻め入りシュートを放つなど攻撃力を示しながら、相手の攻撃をGK岡田慎を中心に鈴木、沢田らDFが手堅く守り跳ね返す場面が何度も見られた。後半も終盤に差し掛かるまで競り合いは続き、先制点を奪われる前には、中島のコーナーキックから沢田が頭で合わせるもバーに弾かれ惜しくも得点を逃すシーンもあった。しかし後半32分に先制点を許すと、38分、48分と立て続けにゴールを奪われた。

 

 試合終盤の連続失点についてフリアン監督は「結果に対してではなく、自分たちのアイデンティティーやパッションを貫けなかったことを心配している。失点後に奈良クラブらしさが消えてしまい、できていたセットプレーにおける強度、良い陣形が崩れてしまった」と厳しく捉えている。

 

 今節を終えて、奈良クラブはヴァンラーレ八戸に抜かれ15位(勝ち点19)に。上位陣は大宮アルディージャが勝ち点43で変わらずトップ。2位以下は混戦が続き、2位はアスルクラロ沼津(勝ち点31)、3位に福島ユナイテッドFC(同29)、4位にFC大阪(同28)、5位にSC相模(同28)、6位にツエーゲン金沢(同27)、7位にFC琉球(同27)、8位にFC今治(同27)、9位に松本山雅FC(同26)、10位にFC岐阜(同26)、11位にカターレ富山(同25)と続く。

 

 次は第19節、今季前半戦最後の1戦となる。奈良クラブは3試合ぶりのホーム戦で、ガイナーレ鳥取を迎え撃つ。今節で奈良クラブが敗れたアスルクラロ沼津は、前節では0―4で松本山雅FCに敗れている。その大敗を受けての今節の勝利と考えれば、次節には奈良がより一層奮起することが期待できるのではないだろうか。(岩本)

 

 

 

2024年6月28日付・奈良新聞に掲載

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