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チームの核 契約継続 - バンビシャス奈良

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内外からのシュートに優れ攻撃の要となるハインズ

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内外堅実な攻撃の要・ハインズ 豪快プレーが魅力・ジャクソン

 バンビシャス奈良はシャキール・ハインズ(31)、キャメロン・ジャクソン(28)の来2024―25シーズンの継続を発表した。

 

 ハインズは2021―22シーズンに西宮ストークス(現神戸)で日本初プレー。1年間ドイツのチームに在籍し、今シーズン再び来日した。

 

 シーズン成績は平均得点17・8点で、スモールフォワード(SF)/パワーフォワード(PF)として、チームの攻撃の要として活躍した。

 

 特に競り合った局面での3点シュートなど、ゴール下だけでなくアウトサイドシュートを確実に決めてくれる点が強みとなる。内外から攻められる外国籍選手は相手ディフェンスの注意を分散させ、コート上にいるだけで味方に攻撃の隙を与える効果がある。

 

 平均リバウンド7・8本、同アシスト2・5本と献身プレーも光る。

 

 ジャクソンはセンター(C)/PF。平均得点が13・8点とやや低いのは、シーズン序盤で負傷し、ひと月半戦線離脱したことが影響したもので、シーズン終盤の3節6試合では平均26点をたたき出している。

 

 スティールからの速攻を得意とし、豪快なダンクで会場を沸かせる。その一方、昨年末のホーム5連勝のうちの一戦、越谷アルファーズとの第1戦(2023年12月29日)では、第4クオーター(Q)残り8秒に勝ち越し3点シュートを決めるなど、要所でアウトサイドシュートも決められる。

 

 日本での初プレーということで、ファウルがかさみ試合途中で退場ということも少なくなかったが、それも試合を重ねていくごとに解消されてきた。平均アシスト1・9本とチームにもフィットする。

 

 個々の能力もさることながら、外国籍選手の継続はバンビシャスにとって意義は大きい。ここ数シーズンのチームが低迷した要因の一つに、コロナ禍、家庭の事情などで合流が遅れ、シーズン序盤に外国籍選手が揃わなかった点が挙げられる。最初からチームにフィットした外国籍選手がいるのは大きなアドバンテージになるだろう。(有賀)

 

 

 

2024年6月28日付・奈良新聞に掲載

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