11月20日に「行基さん大感謝祭2022」 春日大社境内飛火野と奈良国立博物館で
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治水や架橋などの社会事業や東大寺大仏造立などに尽力した奈良時代の僧、行基を顕彰し感謝するイベント「行基さん大感謝祭2022」(同実行委員会主催)が20日、開かれる。会場は奈良市春日野町の春日大社境内飛火野と同市登大路町の奈良国立博物館仏教美術資料研究センターの2カ所。2018年から始まり今年で5年目となる。
「宮大工教室」「行基さん紙芝居」、シンポジウムや講演会も
飛火野会場では正午から午後3時まで、「宮大工教室」、古代衣裳で実演する「行基さん紙芝居」や、参拝したのと同じ功徳を得られるゆかりの寺の砂を集めた「お砂踏み道場」など子どもが楽しめるイベントを多数開催。市観光大使の氷置晋さんが今年制作した同祭のテーマソング発表ライブも行う。また、例年行われている行基像の東大寺参詣も実施される。
奈良博会場では、行基をさまざまな視点から考えるシンポジウムを開催。第1部は、東大寺の橋村公英別当や薬師寺の山田法胤長老、春日大社の花山院弘匡宮司らによる講演会、第2部は地域連携セミナーの意見交換会が行われる。
同実行委員会の尾田栄章会長は「行基さんが行った事業は現在も続いている。感謝祭を通して広く知ってもらいたい」と話す。
入場無料。小雨決行。シンポジウムは事前申込みが必要。ホームページかファクス06(6941)1742まで。問い合わせは、電話06(6941)0174。