歴史文化

健康祈り、笹酒で笑顔に 奈良市の大安寺で「竹供養・がん封じ笹酒夏祭り」

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笹娘から笹水を受ける子どもら=23日、奈良市大安寺2の大安寺

 がん封じの寺として知られる奈良市大安寺2丁目の大安寺(河野良文貫主)で23日、伝統行事の「竹供養・がん封じ笹酒夏祭り」が営まれた。笹娘たちが祈祷(きとう)された酒や水を竹筒から授与、雨模様にもかかわらず訪れた多くの参拝者らは、笹酒や笹水を口に運んでは笑顔になり、健康を祈願した。

 

 竹供養は「この日に竹を植えれば良く育つ」という竹酔日(ちくすいじつ)の故事にちなむ。古来日本の文化と生活に恩恵を与えてきた竹をたたえ、本堂での法要、献曲、虚無僧(こむそう)のお練りなどが行われた。併せて、がん封じの祈祷が終日行われた。

 

 家族4人で初めて訪れたという奈良市在住の木下善くん(4)は笹水を飲み「おいしかった。元気に保育園に行く」と笑顔。父親の裕之さん(35)は「日曜日なので、家族で訪れることができた」と話した。

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