奈良大学・奈良県主催の「全国高校生歴史フォーラム」 研究レポート募集 9月4日まで
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地元の歴史や文化などを高校生が探究し、成果を競う第18回「全国高校生歴史フォーラム」(奈良大学・奈良県主催、奈良新聞社など後援)が、11月23、24日、奈良市山陵町の奈良大学で開催される。同実行委員会は、個人、グループを問わず、フォーラムで発表する高校生の研究レポートを募集している。9月4日まで。
地歴甲子園とも言われる同フォーラムは2007年度から始まり、今年で18回目。高校生が地元の歴史や地理などから課題を自ら設定して調べ考察し、その真実を発見する楽しさを実感してもらうことが目的。
募集のテーマは、地域の歴史や文化、地理、文化財、文学、人物、社会―の各分野に関する研究で、オリジナルの研究内容であること。今回から学校単位ではなく、個人での応募も受け付ける。
審査のポイントは「テーマの独創性」と「高校生らしい若い感性」、「表面的ではなく、地道に取り組んだ内容の深さ」。審査員は12人で、同大の各分野の教授ら11人と県教委の1人。結果は10月11日、優秀賞5点と佳作数点(研究成果の内容により決定)が奈良大学と県のホームページで発表される。
優秀賞のうち優れた研究成果に学長賞と知事賞が授与される。優秀賞の受賞者(人数制限あり)は同フォーラムで研究成果を発表し、奈良町での宿泊体験と「古都・奈良の文化財」を巡る現地見学に招待される。
昨年は全国から67校計89点の応募があり、県内からは県立高田高校と奈良女子大学付属中等教育学校の2校から2点だった。
同実行委員長で審査員を務める同大文学部の比佐陽一郎教授は「高校生の目線で地元を調査研究すると新たな価値を発見でき、地元を掘り起こすことで地域文化の活性化につながればと思う」と話し、多くの応募に期待する。
応募は同実行委員会まで、メール(kouhou@aogaki.nara-u.ac.jp)で申し込む。詳細は第18回全国高校生歴史フォーラムのホームページ(https://www.nara-u.ac.jp/forum/outline/)を確認 。問い合わせは同実行委員会、電話0742(41)9588。