社会

「残響も長く雰囲気がありました」旧生駒トンネルで管楽器コンサート

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古いレンガのトンネルで行われたブラスオーケストラのコンサート=12日、大阪府東大阪市の近鉄旧生駒トンネル

阪芸大生がアニメや映画曲

 

 奈良と大阪を結んだ近鉄の旧生駒トンネル内で12日、大阪芸術大学生による演奏会が開かれ、管楽器の音色が響いた。

 

 昨年、南大阪線の特急「青の交響曲」車内で行ったコンサートの第2弾。同大学演奏学科管弦打コースの学生を中心とした「ブラスオーケストラ」の15人が、同トンネル大阪側の入り口から約330メートル進んだ場所でアニメや映画の曲などを演奏した。参加者約60人は、石切駅から徒歩で会場まで歩き、用意された椅子に座って演奏を聞いた。

 

 旧生駒トンネルは1914(大正3)年に近鉄の前身、大阪電気軌道によって開通。1964(昭和39)年に現在のトンネルが完成し列車は走らなくなった。経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されている。

 

 大阪府吹田市の会社員二川馨奈さん(24)は「重厚感がある雰囲気のトンネルで聞く音楽は残響も長く雰囲気がありました」と話していた。

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