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【動画あり】明日香の棚田の景観を守れ オーナー制度で田植え体験 - 奈良県明日香村

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泥んこになりながら田植えを楽しむ子供=明日香村稲渕

 

 奈良県景観資産に登録されている同県明日香村の稲渕地区の棚田で23日、棚田オーナー制度(NPO法人明日香の未来を創る会主催)の田植えが行われた。

 

 棚田オーナー制度とは、棚田の一部を借り受け、インストラクターの指導を受けながら農作業を体験し、棚田の景観を保全する取り組みで、今年で29年目となる。

 

 前日、奈良県は梅雨入り直後の大雨に見舞われたが、朝には止み、県内外から約200人が集まった。家族連れ、仲間同士、企業の福利厚生の一環として参加している人たちや、大学のボランティアサークルのメンバーなどが、ぬかるみに足を取られながらも田植えに挑戦し、棚田に賑やかな声が響き渡った。

 

 同会理事長の小倉正美さんは「もともと20数名いたインストラクターが高齢化で15,6名まで減っており、そのうち米づくりを専門にやっている者も少なくなった。棚田の景観を維持していくための課題も多い」と話していた。

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