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国原譜

平昌冬季パラリンピックが開幕した。五輪…

 平昌冬季パラリンピックが開幕した。五輪閉幕後寂しくもあったが、18日の閉会式まで再び気分が高まる日々となりそうだ。

 パラリンピックが気になり始めたのは、やはり1998年長野大会。当時は本紙運動面の担当デスクで、日本選手の活躍を地方紙として可能な限り報じた。

 パラアスリートのすごみを知ったのは、その後のこと。車いすバスケットボールで奈良のチームに所属する根木慎志さんを取材した時だった。

 体験させてもらうと、車いすに座ったままではボールを高く投げ上げることすらできない。車いすを巧みに操って闘う、根木さんのスピードと技術に驚くばかりだった。根木さんは2000年シドニー大会で同競技日本代表の主将を務めた人物だ。

 ただ障害者スポーツの認知度は、いまだ十分とは言い難い。競技への支援体制も未整備と聞く。状況改善には、画面を通してでも選手の卓越した技量を感じ、知ることが第一歩だ。

 今大会に県出身選手の出場はないが、季節こそ違え東京大会に続く祭典でもある。県選手の登場や支援充実を思いつつ、しばし大会に浸りたい(智)

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