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来春の県議会議員選挙を見据えて昨年10…

 来春の県議会議員選挙を見据えて昨年10月に設置された同議会議員定数等検討委員会。議員定数や選挙区数のほか、いくつかの課題も論議してきた。

 これまでに4回の会合が開かれたが、ほぼ結論の方向は見えてきた感じだ。現行の定数44、16選挙区のままとし、定数1の選挙区「1人区」も現状維持となるか。

 そもそも地方選挙においては、議員定数や選挙区数などについて客観的・合理的な規定を求めることは難しい。議員自らで決めようとすれば、なおさらハードルが高くなる。

 定数削減などの「身を切る改革」の難しさを、議員自身も痛感しているようだ。ある県議は「有識者らによる外部の人たちで検討してもらう方がいいのでは」と漏らす。

 都道府県議会の中で、本県議会の議員定数は決して多くない。さらなる定数削減や1人区解消の試みに意義は認めても、政治的な思惑も絡んで決断は下しにくいだろう。

 とはいっても、香芝市と生駒郡の両選挙区での、人口が多い選挙区より人口が少ない選挙区の方が定数が多い逆転現象をどうするか。議員諸氏が奮闘すべき余地はまだある。(北)

 

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