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国原譜


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2018年2月7日 奈良新聞

 今年は明治150年。そんな節目の年に、維新前後の奈良市の様子を伝える古文書が生涯学習グループの手で冊子にまとめ直され、発行された。

 奈良といえば古代史に関心が向きやすいが、昨年の話題作、応仁の乱をテーマにした書籍でも主要舞台だったし、もちろん幕末期の奈良も面白い。

 よく知られているのが維新のさきがけとなった天誅組の決起。現在の五條市から東吉野村へ、転戦しながら山野を駆け抜けた志士の情熱と無念を追って、史跡を巡るのも奈良観光のだいご味。

 また政治だけでなく宗教の面でも維新は奈良に激震をもたらした。神仏分離令が想定以上の大波となって県内を席巻、失われた寺院も多いという。

 そして経済や民俗を伝える文書をひもとけば、当時の暮らしが生き生きと見えてくる。翻刻されたのは奈良市の餅飯殿町に伝わる記録文書。本日付社会面に詳しいが、実費配布もあるようだ。

 ちなみに餅飯殿の町名は平安時代の高僧、聖宝にまつわる伝承に由来する。古代から現代までびっしり歴史が詰まった奈良。そんな魅力をもっと県内外に発信していきたい。(松)

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