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国原譜


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2018年1月19日 奈良新聞

 天川村の洞川温泉は標高約820メートルの山里に広がる温泉街だ。春から夏にかけて、霊峰・山上ケ岳を目指す多くの修験者でにぎわう。

 夏は「関西の軽井沢」と呼ばれるほどに過ごしやすいが、冬の寒さは格別で、北国のような雪景色が17日の本紙に彩りを添えた。秋に泊まった時、旅館のちょうず鉢が底まで凍って驚いたことがある。

 洞川温泉の旅館は行者宿と呼ばれ、かつては山頂の大峯山寺が9月に戸閉めを終えると、畳を上げる旅館が多かったという。今は冬の風情も楽しめる温泉街に変化した。

 ゆっくりくつろげる広い縁側など、隔たりを感じさせない開放感が洞川温泉の魅力。夏なら夕涼みを楽しむ縁側から、そぞろ歩きの観光客が目の前だ。

 修験者は「講」と呼ばれる組織で山上ケ岳に登拝し、なじみの旅館も決まっている。最近は講の解散が増えたと聞くが、一方で若者を含めた新たなファンもつかんでいる。

 この冬は住民手作りの氷灯籠がおもてなしに加わった。部屋にはこたつを用意している旅館も多い。山里の風情に魅了される観光客が、今年も大勢いることだろう(増)

 

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