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国原譜


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2017年12月31日 奈良新聞

 年末の駅や道路は、古里を離れて暮らす人たちの帰省ラッシュでわき返る。帰って行く人と逆に帰って来る人、地域により人の流れも交錯する。

 とは言え一部の大都市を除けば、大方は戻ってくる人の方が多くなる。正月の間だけにぎわう地方と閑散とする中央。県の場合も同じ状況だろう。

 県の推計人口は年間統計で、平成11年の144万9千人をピークとして以降は減少が続き、今年10月1日現在は134万8千人。少子化による自然減が主な理由だが、人口流出も止まらない。

 併せて地域活性化に影を落としているのが、過度の大阪依存。住所地は県内にあっても仕事や買い物は県外頼みという人が西部地域を中心に多い。

 だから目指すのは過疎対策と脱ベッドタウン。人口動態を逆転させる秘策はないが、地道なインフラ整備から始めて企業や学校の誘致、魅力ある街づくりに向け、地域間競争を勝ち抜かねば。

 まずはお正月。久しぶりの同窓会や懐かしい地元の初詣など、もう家族が待つ実家がなくなった人も古里へ足を向けたくなる仕掛けを用意して、地域振興の第一歩にしたい。(松)

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