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国原譜


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2017年12月2日 奈良新聞

 3カ月間にわたる第32回国民文化祭・なら2017、第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会(障文祭)が閉幕した。関係各人がそれぞれに思いを抱いていることだろう。

 両祭は今回、初めて一体開催された。賛否はあろうが、芸術には多様性があり、音楽や美術、舞台などはだれもが共有し、楽しめることがあらためて確かめられた。

 障文祭の趣旨には、障害者の自立と社会参加、障害への理解と認識の促進がある。障害の有無にかかわらず両祭に横断的に参加することで、目的達成は前進したはずだ。

 障害の有無を越えて共演するプログラムがあった。互いに新たな発見をした機会にもなったろう。障害者アートに触れる機会も増えた。大げさに言えば、芸術や人間の可能性の奥深さを実感できたのでは。

 だれもが楽しめるように初めて手話通訳や点字訳が導入され、五感で味わう展示も行われた。もちろん課題として残った部分もあるだろう。ただ、初回から満点ではむしろ底が浅い。

 今回の収穫を県内でどう生かし、定着させるかは宿題だ。一方で今後の両祭の展開が楽しみでもある。(智)

 

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