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金曜時評


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どうする馬淵さん - 主筆 甘利 治夫

2017年12月1日 奈良新聞

 今年もあと1カ月で終わる。

 北朝鮮によるミサイル発射で緊迫した情勢が続いている。きょうは皇室会議が開かれ、天皇陛下の退位問題の方向性が決まる。次から次へと起きる出来事に振り回されながら今年も暮れていくのか。国の行方を決める衆院選が40日ほど前にあったことなど遠い昔の出来事だったように霞んでしまった。与党が大勝したことで、開会中の国会論戦にも迫力が感じられない。

 「平成時代」がまもなく終わろうとしており、再来年の統一地方選、それに続く参院選と、この国がどこへどこへ行こうとしているのか、今をしっかり押さえておかねばなるまい。

 そこで先の衆院選だが、自民党と公明党の与党で300議席以上を確保し、これに希望の党や日本維新の会を合わせると、いわゆる「改憲勢力」が優に3分の2を超えている。7月の東京都議選で、自民党は厳しい選挙も予想されたが、安倍首相の思惑通りの結果となった。野党は統一候補どころか第1党の民進党がまさかの分裂、新党は準備不足のまま選挙戦に突入して無惨な結果となった。

 県内の選挙区は全国の縮図そのままの結果となっている。それだけに県政界の動きが次の時代を決めるともいえ、注目していきたい。

 定数削減で選挙区の新たな線引きが実施されたなかで、県内は3選挙区とも自民党が独占した。とくに1区は6選を目指した馬淵澄夫氏が落選し、比例復活もならなかったことが注目された。8年前の民主党旋風で政権交代した、その立役者でもあった。馬淵票ともいえる個人票があるだけに、今度の希望の党へのくら替えは、有権者にどう映ったのか。

 民進党は組織は存続し、離党した馬淵会長の跡を、幹事長だった藤野良次氏が継いだ。その民進党も希望の党や立憲民主党に合流する地方議員が出てくるだろう。

 3選挙区に候補を立てた希望の党の合計得票は20万票近くに達した。しかし比例代表では立憲民主党が10万票以上を獲得し県内第2党となり、希望の党は約8万6000票に留まった。そこで馬淵氏がどう動くのか。まさか民進党に復帰はあるまい。小選挙区で20万票近い票を得た希望の党の公認で戦ったのだから、その有権者の思いにどう応えるのかが問われよう。選挙のためだけの「希望の党」でないことを願うばかりだ。

 

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