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国原譜


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2017年11月21日 奈良新聞

 大和郡山市に巨石を運ぶ木製の修羅が寄贈され、展示施設も完成した。長さ7メートル、重さは2・3トン。郡山城の石もこのような修羅で運ばれたに違いない。

 大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳で昭和53年に見つかった修羅はさらに大きい。長さは9メートルに近く、大阪府立近つ飛鳥博物館に展示された姿は巨大な生き物のように見える。

 この巨大修羅を保存処理したのが奈良市の元興寺文化財研究所だった。濠(ほり)の底で水に漬かっていたため急激な腐食を免れたが、そのままでは崩れてしまう。

 保存処理が始まったは昭和54年。ポリエチレングリコール(PEG)と呼ばれる水溶性の樹脂に全体を漬け、水を少しずつ樹脂に置き換える。巨大な水槽の準備をはじめ、作業は困難の連続だったという。完了までに14年を要した。

 このような努力があって、古代の巨大な修羅が保存され、平成生まれの修羅へとつながっていく。

 千年以上前にアカガシの大木で修羅を造ったのも人、14年かけて蘇らせたのも人、平成に巨大な修羅を造ったのも人、大和郡山市の展示施設に営みの連鎖を思う。(増)

 

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