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国原譜


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2017年9月30日 奈良新聞

 さえわたる夜空に月を見上げて秋を感じる人も多いだろう。10月4日は「中秋の名月」。天気はいまひとつの予報だが、県内各地で観月行事が予定されている。

 宮中に仕える采女(うねめ)がみかどの心変わりを知って身を投げた―。そんな悲恋伝説が残る猿沢池では、管弦船が出て采女の霊を慰める。

 池近くの采女神社は社殿が水面(みなも)に背を向けることで知られるが、祭られた采女が池を見るのがつらいと、一夜にして方向を変えたとされる。

 興福寺の子院である興南院がこの地にあり、子院の廃絶後、池を拝むように祭られていた祠(ほこら)だけが残ったともいわれる。

 身を投げた采女は誰なのか。12世紀に書かれた「七大寺巡礼私記」によると、平城天皇のきさき、伊勢継子という。いずれも奈良市教育委員会の森下恵介さんの著書「今昔 奈良名所」の受け売りだが、悲恋物語もさまざまに語られてきたようだ。

 猿沢池には采女が入水前に衣を掛けたという衣掛柳(きぬかけやなぎ)もある。諸説はさておき、池に映る月に采女が思い、一夜の王朝絵巻を楽しみたい。(増)

 

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