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国原譜


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2017年9月9日 奈良新聞

 平城宮跡歴史公園の整備が進むにつれ、公園内を横切る近鉄奈良線の移設是非論が改めて浮上してきた。関連する課題もあって簡単には行かない。

 関連課題の最たるものは、大和西大寺駅周辺で発生する「開かずの踏切」だ。鉄道と道路が平面交差しているためで、全国各地で見られるが、ここは最大級。

 新大宮駅東側の踏切も同様だが、こちらは京奈和自動車道とも関わる交通結節性上の課題となっている。公園内の線路と二つの駅周辺は一体の問題で、近鉄側の苦慮は察せられる。

 だが、車の渋滞解消や大きな視点から見た交通体系の整備を訴える県側の案(大和西大寺駅の立体交差化、奈良線の公園外への移設、新大宮駅の移設など)は説得力がある。

 県の肩を持つのではない。合理性、将来性などを総合しての思いだ。電車内から公園の景観を楽しめる利点は認めるにしても、ここは一歩譲るべきではないか。

 荒井正吾知事が促すように、まずは近鉄の案が速やかに提示され、奈良市を含めた協議が前進することを願う。知事が一つの目安とした来春までの近鉄案提示を強く求めたい。(北)

 

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