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「かかし」で町のにぎわい - 名画の再現などユニークさ話題/安堵

2017年8月4日 奈良新聞

天理軽便鉄道の駅のホームをかかしで再現=安堵町東安堵

クラーク博士像を模したかかしと同じポーズで写真撮影=安堵町窪田

 かつて町内を運行していた天理軽便鉄道のホームで電車を待つ人々、ミレーの絵画「落穂拾い」の再現など、安堵町の各所にユニークなかかしが展示されている。町の活性化につなげたいと町民らが始めたプロジェクトで、現在、約60体のかかしを設置。インターネットで見て遠方から訪れる人もいると言い、町のにぎわいづくりに一役買っている。

 同町のふとん製造業、森中茂さん(66)が、4、5年前から廃棄するふとんを使って稲刈り後の田んぼに変り種のかかしを置き出したのが始まり。昨秋に「落穂拾い」を模したかかしを設置するとインターネット上で話題となり、神戸や三重など遠方から撮影に訪れる人も増えた。

 昨年10月には区長会や消防団など町内の22団体で「オブジェ『案山子(かかし)』制作展示事業実行委員会」を発足。各団体がボランティアで約60体のかかしを制作し、休耕田や公園などに設置している。

 同町の人口は平成7年には約8900人だったが、8月1日現在の町人口は約7500人に減少。

 同委員会会長も務める森中さんは「安堵は富本憲吉ら著名人を輩出し、歴史・文化資源もたくさんある。かかしで人を呼び込み、経済効果も生まれるようにして町を活性化していきたい」と話す。

 同プロジェクトは「かかしも含めて町人口1万人」を目指しており、さらにかかしを増やしていく予定。同委員会は材料となる古着やくつ、木材などの提供を募っている。

 問い合わせは町産業建設課、電話0743(57)1511。 

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