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吉野ヒノキで名古屋城天守模型 - 吉野の福田さん半年かけ制作、寄贈

2017年7月12日 奈良新聞

吉野ヒノキで制作した名古屋城大天守閣木造模型と福田富夫さん(左)=吉野町飯貝の南都木材産業

 吉野町飯貝の集成材製造業、福田富夫・南都木材産業社長(61)が、吉野ヒノキを使って名古屋城大天守閣の30分の1模型を制作し、東海奈良県人会を通じて今月2日に名古屋市の名古屋城総合事務所に寄贈した。当分の間、名古屋城正門で展示されている。

 インターネットで公開されている平面図から柱の位置など骨組みの設計を起こし、5層5階高さ約170センチ、幅約150センチ、奥行き約130センチで模型を完成させた。

 柱を15ミリの角材にするなど自社工場で扱う吉野ヒノキの端材を使った。屋根のそりや破風(はふ)の曲線を糸ノコで細工するのに苦労したという。しゃちほこも板を糸ノコでかたどり、金色に塗って仕上げた。日々の仕事が終わってからの作業になり、約半年かかったという。

 福田さんは、下市町出身で昨年亡くなった前東海奈良県人会長上田正明さんとの縁で、同会の総会に毎年参加していた。名古屋市では天守閣木造復元プロジェクトが動き出しており、「来年の手土産は名古屋城」と上田さんに約束したのが制作のきっかけだった。

 上田さんが作品を見ることはなかったが、力作は名古屋市の天守閣木造復元事業PRに活用されることになった。同市によると最大505億円の事業で平成34年12月完成を目指す大プロジェクトだ。

 「例年以上の大作でやりがいがあった。出来上がった時は感動しました」と福田さん。改めて吉野ヒノキの色、つや、香りの良さを実感できたという。「名古屋城を訪れる人に本物の吉野ヒノキと吉野町の魅力を感じてもらえれば」と願う。

 生まれ育った吉野町をこよなく愛し、「吉野町に元気を! 子どもたちに夏祭りの思い出を」と平成25年に復活させた花火大会の実行委員長も務める。29日の本番に向けて寄付金集めに自ら奔走中だ。「木に囲まれ、吉野川が流れ、心安らぐ場所。若い人たちもこんなところで暮らしてほしいですね」と話した。

 「ものづくりを通じて熊本地震の復興に役立てれば」と今、熊本城の木造模型にも挑んでいる。

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