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国原譜


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2017年6月13日 奈良新聞

 小学生から「先生の『こころ』という作品を読みました」との手紙を受け取った文豪・夏目漱石は「小学生はあのような作品を読むものではありません」と返事した。

 「漱石を電子辞書で読む」(齋藤孝著、時事通信社)の中で紹介されている逸話だ。重いテーマの作品なので、小学生には理解しがたく誤解を生むと、作家自身考えたのだろう。

 「坊ちゃん」など漱石作品で小説入門をした人は多いだろうが、若いころは表面のストーリーを追いがちである。名作を深く味わうには年齢を重ね、読み返すべきだろう。

 齋藤氏は、「こころ」を読み解き、漱石が生きた明治の時代は自分がやりたいことより、(真理や人の道を求め)こう生きるべきだとする考えの方が重かったが、今の時代の人間はこうしたいという物質的な欲望の方が強いという。

 利己主義の現代日本社会を改めたいとする意見の政治家の中に教育勅語を持ち出すおかしな人たちがいるが、漱石文学を引用すればいいのに。

 小生は最近、漱石を座右の銘にしている。「生まれて来た以上は、生きねばならぬ」(倫敦塔より)。(栄)

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