国原譜
告示まで6週間余に迫った奈良市長選も、…
告示まで6週間余に迫った奈良市長選も、ようやく動き出した。前生駒市長の山下真氏が名乗りを挙げ、ついで現職の仲川元庸氏も出馬を表明した。
山下氏は生駒市長に初当選直後に奈良市民となって物議をかもしたが、10年近く奈良市に住んだことで、何が問題なのかが見えてきたという。
仲川氏は不祥事や談合問題に対応した実績と、懸案の新斎苑(火葬場)整備のめどがつき、この完成を成し遂げることが「私の責任」とした。今のところ両氏とも政党推薦はない。
いわば市民党といえる。これまで仲川氏を支援してきた民進党県連会長の馬淵澄夫衆院議員が「自民党系の保守層の候補者が出た場合、両氏の一本化が不可欠」ともらしている。
支持層が重なるからだろう。ところが肝心の自民党は、依然として候補者を擁立できないでいる。県連総務会長で市支部長でもある荻田義雄県議への不満が高まっている。
本気で擁立するか、自らが決断するしかない。不戦敗の道はない。小手先で、アリバイ的に名前を挙げるようなことは、党員・支持者も許さないだろう。(治)
山下氏は生駒市長に初当選直後に奈良市民となって物議をかもしたが、10年近く奈良市に住んだことで、何が問題なのかが見えてきたという。
仲川氏は不祥事や談合問題に対応した実績と、懸案の新斎苑(火葬場)整備のめどがつき、この完成を成し遂げることが「私の責任」とした。今のところ両氏とも政党推薦はない。
いわば市民党といえる。これまで仲川氏を支援してきた民進党県連会長の馬淵澄夫衆院議員が「自民党系の保守層の候補者が出た場合、両氏の一本化が不可欠」ともらしている。
支持層が重なるからだろう。ところが肝心の自民党は、依然として候補者を擁立できないでいる。県連総務会長で市支部長でもある荻田義雄県議への不満が高まっている。
本気で擁立するか、自らが決断するしかない。不戦敗の道はない。小手先で、アリバイ的に名前を挙げるようなことは、党員・支持者も許さないだろう。(治)