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国原譜

「第32回国民文化祭(国文祭)なら20…

 「第32回国民文化祭(国文祭)なら2017」「第17回全国障害者芸術・文化祭(障文祭)なら大会」まで100日余り。「文化の国体」といわれる大会だが、県民への浸透は今一つではないか。

 スポーツの国体の県開催は昭和59年「わかくさ国体」。競技の観客数は史上最高で、人情あふれる民泊体制により、ふれあいの場が広がったと今でも高い評価を得ている。

 当時の熱気を知る人は国文祭・障文祭ならの前人気に物足りなさを感じているだろう。ただ、これは全国的な傾向で、「文化の国体」の知名度は低い。

 しかし、内容は濃いのではないか。音楽、演劇、美術などの数多くのイベントが期間中、県内各市町村で開かれる。日本文化のふるさとである県にふさわしい大会だ。

 特筆すべきは、国文祭と障文祭の同時開催は今回が初である点だ。障害のある人も、ない人も一緒に文化を楽しむことによる相乗効果は大きいのではないか。

 28日には奈良市のなら100年会館で100日前イベントが開かれる。これから県民総参加の大会成功に向けて準備のラストスパートとしたい。(栄)

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