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国原譜


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2017年4月21日 奈良新聞

 1票の格差是正を目指す衆院選の区割り改定案が安倍首相に勧告された。今国会中に公選法を改正、新たな区割りは7月ごろ施行される見通し。

 これを受けて永田町では総選挙は遠のいたとする見方が出ている。ただ一方では国会の会期延長をにらみ、なお早期解散を警戒する声もくすぶる。

 要するに首相は伝家の宝刀「解散権」を縛られたくないのだろう。政局がいつ、どう動くのか分からない状況を作って神経戦を仕掛け、駆け引きで求心力を高めるのは政治家の常とう手段だ。

 水面下の調整―などと表現される動きも同じ。私事ならともかく、公的な意思決定が有権者から見えないところで進む政治は、文字通りみにくい。

 そして県内では7月に迫った奈良市長選が話題の的。いまだ現職を含め出馬表明した陣営がない状態。選挙で市長を選ぶのは市民だが、候補を決めるのは誰なのか。水面下の動きが気になる。

 人工知能に職を奪われかねない時代だが、何より人間くさい政治は聖域として残りそう。ただし、それが腐敗臭ならむしろAI政治家の出現を望みたいという声も聞いた。(松)

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