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国原譜


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2017年4月7日 奈良新聞

 やっと桜が開花。花見が楽しみなところだが、週末の空模様は良くないらしい。気温が上がって開花が進み、散るのが早そうという予想も気掛かりだ。

 公立小・中学校の始業式もあり、来週から新年度が本格的に動き出す。国の内外ともに慌ただしさが水面下に漂っているようで落ち着かない。

 こんな時こそ、本当に大切なものは何か、本質として大事なことは何かを見極めたい。毛の生え変わりの真っ最中で、今は美しいとは言えない奈良公園の鹿を眺めながらでも。

 最近の話題では「教育勅語」というものが気にかかった。それと関連づけた「日本的」なるものの強調傾向も気になった。この話題は、わが奈良県民が一番考えていいものだ。

 「倭」「大和」「日本」の違いは何か。わが国は単層的なものではなく、どこかの時代を切り取って示せば「日本的」とは何かが分かるものでもないのでは。

 奈良時代をはるかにさかのぼった太古から現在まで、その全体が「日本」だとしても、幾重にも歴史や文化などの層が積み重なっていることを理解したい。解明の鍵を握るのはわが奈良県だ。(北)

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