このページでは、Javascriptを使用しています

国原譜


現在位置:トップページ> 国原譜> 記事


2017年4月2日 奈良新聞

 薬師寺の花会式が結願し、天理市では「ちゃんちゃん祭り」の行列が鉦(かね)を鳴らして大和の春がやってきた。桜が波のように広がるのも間もなくだ。

 7日間にわたる花会式で練行衆が祈り続けた薬師三尊像は、「ろう型鋳造」と呼ばれる技法で造られた。粘土の型に松やにを混ぜたろうを塗り、へらなどで形を整えていく。柔らかなろうは加工しやすく、仏師の思いを造形に映す。

 外型となる土をかぶせ、原型との隙間に溶銅を流し込んだら外型を壊す。哲学者の和辻哲郎が「とろけるような」とか「とろっとした」と表現した独特の柔らかさはこうして生まれた。

 本来は金が塗られていたから現在のイメージとは異なるが、堂内の明かりに見せる鈍い輝きは、曲線の美しさをより際立たせている。

 硬い銅の仏像も、魅力的なその表情は、柔らかなろうが可能にした。原型が石や金属なら、とてもそうはいかない。

 あす3日は入社式を行う企業も多いだろう。硬い枠にはめ込むばかりでは、新人の魅力も育たない。若者が社会の新たな力となれるよう、柔軟な育成が求められている。(増)

記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】


最新ニュース

師走の古都熱気 - 健脚ランナー1万9000人が参加/奈良マラソン2017写真付き記事[2017.12.10]

元気いっぱいスタート - 海外からの参加者も/奈良マラソン2017写真付き記事[2017.12.10]

初日から大盛況 - ひよしのさとマルシェ写真付き記事[2017.12.10]

腕の振り意識が大切 - 恒例ランニングクリニック/五輪メダリスト有森裕子さん写真付き記事[2017.12.10]

新築移転を検討 - 生駒署庁舎 耐震性など問題/県会一般質問[2017.12.09]

容疑者自ら通報 - 生駒女児殺人未遂[2017.12.09]

感謝の気持ち込め「針供養」 - 大原和服専門学園写真付き記事[2017.12.09]

自身に合う働き方を - 奈良で就労検討の女性向けセミナー写真付き記事[2017.12.09]

和田廃寺跡と同范 - 平城京跡出土の軒平瓦写真付き記事[2017.12.09]

知事、去就明言せず - 来年度「集大成の予算」/県会代表質問[2017.12.08]





おすすめサイト

会社概要採用情報新聞購読出版情報個人情報保護特定商取引法に基づく表示サイトマップ