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国原譜


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2017年4月2日 奈良新聞

 薬師寺の花会式が結願し、天理市では「ちゃんちゃん祭り」の行列が鉦(かね)を鳴らして大和の春がやってきた。桜が波のように広がるのも間もなくだ。

 7日間にわたる花会式で練行衆が祈り続けた薬師三尊像は、「ろう型鋳造」と呼ばれる技法で造られた。粘土の型に松やにを混ぜたろうを塗り、へらなどで形を整えていく。柔らかなろうは加工しやすく、仏師の思いを造形に映す。

 外型となる土をかぶせ、原型との隙間に溶銅を流し込んだら外型を壊す。哲学者の和辻哲郎が「とろけるような」とか「とろっとした」と表現した独特の柔らかさはこうして生まれた。

 本来は金が塗られていたから現在のイメージとは異なるが、堂内の明かりに見せる鈍い輝きは、曲線の美しさをより際立たせている。

 硬い銅の仏像も、魅力的なその表情は、柔らかなろうが可能にした。原型が石や金属なら、とてもそうはいかない。

 あす3日は入社式を行う企業も多いだろう。硬い枠にはめ込むばかりでは、新人の魅力も育たない。若者が社会の新たな力となれるよう、柔軟な育成が求められている。(増)

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