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米も酒蔵も地元で - Maid in 五條味わって/純米大吟醸きょう発売

2017年3月25日 奈良新聞

完成した純米大吟醸「ゆめ野山」を手にする東川さん(左端)と五條酒造の社員ら=22日、五條市今井1の同社

 五條市内の酒蔵で、初めて地元産の酒米を仕込んだ純米大吟醸「ゆめ野山」が完成した。きょう25日に、同市内の地酒販売店で発売する。

 地域おこしに取り組む、うのかわ酒店(同市今井2丁目)の東川博さん(46)が、「材料から製造まで、オール五條で酒を造ろう」と呼び掛けた。市内の農事組合法人「ゆめ野山」(松本正之代表)と、創業94年の酒造会社「五條酒造」(中元英司社長)が呼応し、連携。完全な形の五條の地酒が生まれた。

 酒米の栽培は初挑戦だったが、昨年は天候にも恵まれて豊作。同市表野町の田んぼ約2400平方メートルで収穫した約1100キロの酒米を精米5割で仕込み、一升びん約700本分の酒に仕上げた。

 柔らかい米で、洗米の段階から苦労したが、杜氏(とじ)の松本晋二さん(44)は「しぼっていくとうまみのある大吟醸になった」と笑顔を見せた。

 東川さんが「酒の王様」の大吟醸での地域おこしを夢みて5年。「五條の豊かな自然が目の前に広がるような味わい深い酒。酒をきっかけに、一人でも多くの人が五條に来てくれれば」と願っている。

 販売価格は1・8リットル入り3996円(税込み)、720ミリ入り1998円(同)。生原酒のほか、直汲(ぐ)み無ろ過無調整を数量限定で提供。8月下旬以降は火入れの原酒も販売し、熟成する酒の変化も楽しめるという。

 問い合わせはうのかわ酒店、電話0747(22)2577。

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