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国原譜


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2017年3月13日 奈良新聞

 莫大な過去の遺産で食っている道楽息子。言葉は悪いが奈良にはこんな一面があるのではないか。もちろん例外はあるが、現代において文化面で何を発信できているのだろう。

 そんな中、音楽文化を担う心強い名店が古都にやってきてくれた。ジャズバー「ブルーノート」が京都市から奈良市の旧市街「ならまち」に移転して1年になる。

 昭和37年の開店以来、国内外のジャズ演奏家、ファンが集うライブスポットとして人気を集めてきたが、店舗の老朽化などにより閉店、店主の大東久夫さんの出身県で新店舗を構えている。

 取材で訪れ、英国タンノイの大型スピーカーをはじめとする銘機による再生音に度肝を抜かれた。音が生きている。魂がこもっている。

 「現代のCDより昔のレコードLPの方が音がいい」とオーディオマニアからよく聞いたものの半信半疑だったが、同店のLPを聴かせてもらうと一目瞭然だ。いや一聴瞭然か。

 大東さんと店を慕い、県内外のミュージシャンらが駆けつけ、土・日・祝日には熱いライブがある。違いが分かる大人たちよ、集まろう。(栄)

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