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本尊に優しい彩り - 池坊華道会が奉納花展/薬師寺

2017年3月9日 奈良新聞

献華を行う華道家元池坊の次期家元、池坊専好さん=8日、奈良市西ノ京町の薬師寺

 華道家元池坊の次期家元、池坊専好さんら池坊華道会による奉納花展「諸堂万華―池坊専好とパート・ド・ヴェール花器の世界展」が8日、奈良市西ノ京町の薬師寺で始まった。金堂では専好さんによる本尊・薬師三尊への「開闢(かいびゃく)法要献華(けんげ)」が営まれた。12日まで。

 同展は専好さんが毎年3月25~31日に営まれる同寺の修二会(花会式)で献華を行うなどの縁で実現。金堂や大講堂に池坊の県内3支部会員の作品約40点を展示する。このうち、玄奘三蔵院伽藍(がらん)では日本画家、故・平山郁夫さんの玄奘のインドへの旅を描いた壁画の前に専好さんの作品6点が並ぶ。

 花器には平成28年に同寺へ奉納されたガラス工芸作家、故・武田成功さんの作品を使用。岩絵の具を使った「パード・ド・ヴェール」技法を用いた作品で、深い味わいとぬくもりを持つ。

 献華は毎月8日に営まれている薬師縁日の法要で実施。村上太胤管主らの読経の声が堂内に響く中、専好さんがネコヤナギや本桜などの草花を生けた。

 専好さんは「自然からの喜びを表す花とお薬師様が、困難にあっている人々の力になれば」と願っていた。

 拝観時間は午前8時半から午後5時まで。拝観料は大人1100円、中高生700円、小学生300円。

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