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国原譜


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2017年3月6日 奈良新聞

 半世紀前の国内は高度経済成長を反映してか、野球の巨人軍や相撲の大鵬ら長く王座にある強者が人気を集め、それが流行語になる時代だった。

 また当時は政治でも佐藤首相の長期政権が出現。足掛け7年半を超え、もう抜けないと言われたが今、安倍首相がその記録更新への挑戦権を得た。

 自民党は総裁任期の限度を連続3期9年に延長。安倍氏が3選されて総理総裁を続ければ、やがて首相在任は3千日を突破、佐藤首相だけでなく戦前の桂首相も抜いて憲政史上の1位となる。

 第1次安倍内閣は短命だった。だが下野を経て党とともに復権してからは、アベノミクスと呼ばれる経済政策などを看板に高い支持率を維持する。

 3年後に東京五輪を控え、大阪では万博誘致も浮上するなど、半世紀前をほうふつさせる時勢の中、安倍1強と称される政治状況が続く。大きいことは良いこと―とした世相もよみがえるか。

 党大会で首相は改憲論議に前向き姿勢を表明。その指導力に期待するが、一方では権力の腐敗と野党の弱体化に対する懸念、加えて世相が安易な追従に向く危うさも募る。(松)

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