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国原譜


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2017年2月14日 奈良新聞

 さっぽろ雪まつりが閉幕。人気を集めた巨大雪像、興福寺の中金堂も早速取り壊され、作業を見守った観光客らの間からは惜しむ声が上がった。

 陸上自衛隊員らが製作に当たった雪像は、3千トンもの雪と1カ月に及ぶ手間が費やされており、大きいだけでなく細部も精巧に再現されていた。

 会場を訪れた来場者は、本物を見たいと思ったに違いない。平成30年の完成へ再建工事中の興福寺中金堂。その勧進の大役を、ひと足早く北国に出現して消えた雪像が果たしてくれたようだ。

 今年の雪まつりには近年最多の264万3千人が来場。もちろん中金堂だけの集客ではないが先年の阿修羅ブームにも負けない効果を期待したい。

 奈良時代に創建され、落雷や失火で7回も焼失しながら、そのたびに再建を果たしてきた興福寺の中金堂。雪像もイベント期間中だけの存在だったが、見る人に確かな感動を残したのだろう。

 近畿北部で大雪被害が懸念される一方、県内では早春の色と香りを携えて、梅の便りが届き始めた。山間部のつぼみはいまだ固いが奈良公園では既に咲く花もあるという。(松)

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