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国原譜

県内でもインフルエンザ流行の警報が発令…

 県内でもインフルエンザ流行の警報が発令中。はやりもの好きなせいか、早々に患者となってしまった。

 高熱から脱した後も、すぐには活字を読む気になれず、自宅待機中はもっぱらテレビが友人に。ふだん触れる機会の少ないワイドショー、生活情報番組をいくつも目にすることになった。

 どの放送局の番組も扱う事件、出来事は似たようなもの。だがその分、比較しながら見ていて気付いたのは、関西局制作番組の健闘ぶりだった。

 ほとんどの話題で、なお一歩踏み込んで周辺へ取材を広げたり、関連情報を独自に加味するなどの工夫。必然的に報道に厚みが出て、共感と信頼性が生まれていた。

 失礼ながら、関西局は東京キー局と比べて番組制作費がずいぶん少ないと聞く。結局、報道の出来栄えは金額の多寡(たか)ではなく、スタッフや担当者の手間ひまを惜しまぬ姿勢と洞察力、発想力なのだと、あらためて教えられた。

 こんな副産物もあるが、高熱と頭痛に苦しむインフルエンザは避けられたほうが賢明だ。どうか予防を万全に。り患者の呼び掛けでは説得力に欠けるけれど。(智)

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