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国原譜


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2016年12月31日 奈良新聞

 県警のまとめによると、交通事故による死者数は29日現在で47人。前年をわずかに上回ったものの、ほぼ横ばいを守って今年を締めくくれそう。

 一方、人身事故の件数は1割以上も減少、5千件の大台を下回るのがほぼ確実。それに合わせて負傷者も大幅に減るなど目覚しい成果につなげた。

 数字が改善した理由は道路環境や自動車性能の向上、また歩行者や運転者一人ひとりの心掛けなど、さまざまな努力が積み重なった成果だろう。さらに詳しく分析し、事故ゼロに近づけたい。

 また高齢化の進展で、重大事故が起きやすくなっているという指摘もある。行政や警察による運転免許の返納など適切な指導、啓発も欠かせない。

 ただ機敏な動きが難しい年齢になっても生活のため車に乗る人はいる。まず個々の自覚を促すと同時に高齢者を支える社会システムを充実しないと、もう一段の事故削減は難しくなってくる。

 人身事故が減ったのは間違いないが、それでも年間の負傷者は約5700人。まだ県民200人に1人の割合で、けが人が出ている状況を踏まえ、来年への課題としたい。(松)

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