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国原譜


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2016年12月20日 奈良新聞

 森林環境管理の専門家としてスイスで制度化されている「フォレスター」を紀伊半島で養成しようという全国初の試みが注目される。

 既存の林業大学校とは異なる「フォレスト・アカデミー」というフォレスター養成学校の設置を目指す。奈良、和歌山、三重3県が連携し、詳細の検討を進めるという。

 林業(木材生産)、防災、動植物の生態系維持、レクリエーションの4分野を統一してフォレスターが管理する。わが国の行政にある省庁間の垣根を越えた役割を果たす。

 紀伊半島であれば、記紀の世界までもさかのぼる歴史・文化という分野への理解も欠かせない。「紀伊半島フォレスター」には、この歴史・文化の視点は絶対外してほしくない。

 記紀の世界からの歴史といえば、南方熊楠(和歌山)や本居宣長(三重)なども思い浮かぶ。こうした大学者の成果も踏まえたスケールの大きな人材が誕生するといい。

 全く新しい概念での専門家養成だけに、実現への難航も予想される。講師陣の整備一つをとっても難しそうだ。それでも、紀伊半島という聖地での大事業成就に期待したい。(北)

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