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国原譜


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2016年12月19日 奈良新聞

 外国へ行ってホームステイなどで現地の人と交流する場合、折り紙を持っていくと喜ばれるという。一枚の紙から鶴やかぶとを生み出す日本人の器用さが賞賛されるとか。

 日本の折り紙は7世紀末の故事に起源がみられ、日本の文化として江戸時代に庶民の間で普及、現代まで親しまれてきた。長い歴史が器用さの元か。

 県立美術館は禅関連の企画展(10、11月)に合わせ、日本文化に親しもうと折り紙体験イベントを開いた。その中で平和への願いを込めた千羽鶴作りを呼びかけた。

 オバマ米大統領が広島に贈った折り鶴が話題となっていた時期でもあり、同展に来場した人たちの関心も高く、観覧者総数の約1割以上、1415人分の計2千羽が集まった。

 今月6日に同館広報大使の歌手・川本三栄子さんらが千羽鶴2束を広島市に持参。市平和推進課の職員に託し、平和記念公園の展示ブースにつるされた。

 美術館といえば平和運動とは縁遠いように思いがちだが、平和なくして芸術はない。老若男女、様々な人々の平和への願いがかたちとなった取り組みの意義は大きいのではないか。(栄)

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