特集奈良ラーメン探検隊活動中!

国原譜

カジノ法案が国会で審議されてている中、…

 カジノ法案が国会で審議されている中、世間の話題になっているのが日本ギャンブル史。日本書紀に記載されている685年、天武天皇の天覧双六(すごろく)が初らしい。

 とすれば場所は飛鳥。相撲や酒などと同様、やはり県が日本ギャンブル発祥の地なのだろう。といっても、記念碑などで顕彰されるわけがないが。

 カジノの街といえば米国ラスベガスが世界で最も名高い。昨年、旅行した経験からいえば、カジノ推進派のいうように治安は悪くない。

 ただ、金持ちの観光客目当てなのか、街で物乞いをする人が多いのには閉口した。貧富の差の激しい米国の縮図をみる思いがした。

 カジノ推進派は、日本でカジノが解禁されれば数兆円の経済効果が生まれると主張。マカオなどを例にとればそうなのかもしれない。しかし、この経済のカンフル剤は大きな副作用のある劇薬になりかねない。

 ラスベガスは何千人収容の大ホテルが林立するが、ほとんど客室にバルコニーがない。「カジノですっからかんになって絶望して飛び降りる人がないように」との都市伝説がある。(栄)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド