国原譜
先日のテレビ朝日「題名のない音楽会」は…
先日のテレビ朝日「題名のない音楽会」は、吹奏楽がテーマだった。小編成で魅力的な演奏するにはどうすればいいか。
少子化の影響で近年、学校の吹奏楽部では迫力のある大編成の楽団を組むのが難しいらしい。番組では少人数の利点を生かしたアイデアが、演奏とともに紹介された。
「大人数ではタイミングの合わせにくい曲で技を見せる」「個々の演奏者に注目を集め、少人数が気にならなくする」など。演奏者の質を前提に、人数の少なさを逆手に取った目からウロコの内容だった。
さて、県内でも多数を占める中小零細企業に目を向けると、今季も人材確保に苦労している様子。後継者不足のため合併、買収で生き残りを図る実態もあるようだ。
小規模企業への向かい風は他にも存在しそうだが、検討の余地はないのだろうか。先の音楽の例のように、マイナスに見られがちな点をプラスに転換するような。
求職者にも伝えたい。小規模で個人の力量の比重が大きい企業は、厳しい半面、自身の能力を磨き、直接的に発揮できる可能性がより高いことを。この選択もあると思う。(智)
少子化の影響で近年、学校の吹奏楽部では迫力のある大編成の楽団を組むのが難しいらしい。番組では少人数の利点を生かしたアイデアが、演奏とともに紹介された。
「大人数ではタイミングの合わせにくい曲で技を見せる」「個々の演奏者に注目を集め、少人数が気にならなくする」など。演奏者の質を前提に、人数の少なさを逆手に取った目からウロコの内容だった。
さて、県内でも多数を占める中小零細企業に目を向けると、今季も人材確保に苦労している様子。後継者不足のため合併、買収で生き残りを図る実態もあるようだ。
小規模企業への向かい風は他にも存在しそうだが、検討の余地はないのだろうか。先の音楽の例のように、マイナスに見られがちな点をプラスに転換するような。
求職者にも伝えたい。小規模で個人の力量の比重が大きい企業は、厳しい半面、自身の能力を磨き、直接的に発揮できる可能性がより高いことを。この選択もあると思う。(智)