前夜からの雨も上がり、秋のやさしい日差しを感じる一日となった昨日、奈良新聞創刊70周年記念祝賀会が、奈良市内のホテルで開かれた。

　荒井知事、高市総務大臣、日本新聞協会の川嶋専務理事をはじめとした数多くの来賓、関係者の皆さんに来場頂き、お祝いや励ましの言葉を頂戴した。この場を借りて、あらためて厚く御礼を申し上げたい。

　荒井知事からは、前身の大和タイムス時代、自宅の近所に弊社のOB記者が住んでいた話を交えながら、地域で頑張る人々と泣き笑いできるような身近な存在として更なる奮闘を、との祝辞。

　高市氏からは、警察官だった母親の紹介記事がヤマタイに掲載されて、一族で大騒ぎになったエピソードを紹介しながら、県内の隅々で毎日、地道に生きる人々に、これからも光を当てていってほしい、との激励を頂いた。

　川嶋氏は、新聞業界は「活字離れ」の厳しい時代にあるが、常に県民、地域と共に歩む姿勢を続けてほしい、と語った。

　今あらためて「創刊の原点」に立ち返り、今後も多くの県民読者と共に歩む姿勢を忘れずに前進していきたい。(恵)