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国原譜

街中でもテレビでも、ハロウィーンの宣伝…

 街中でもテレビでも、ハロウィーンの宣伝を見掛けることが多くなった。日本記念日協会の推計では、今年の市場規模は1345億円に上るという。

 カボチャのおばけにはなじみのない世代だが、市場規模がバレンタイン超えと聞けばさすがに驚く。仮装の衣装やお菓子など、ハロウィーン商戦はきちんと成果を上げているようだ。

 10年ほど前にハロウィーンの催しを取材したとき、行事の「知られない度」は相当なものだった。子どもたちが仮装して家々を回っても、来られた側は「何のことか」と戸惑うばかり。参加した子どもが気の毒になったことがある。

 大人側の“根回し”が十分でなかったようだが、状況は今も変わっていないように思う。仮装行列やパーティーで盛り上がっても、風習とは少し違う。

 子どもがお菓子をもらうなら、関西では夏の地蔵盆が定番。こちらはちょうちんとお地蔵さんの笑顔が迎えてくれる。

 県東部には、子どもが地元を回って米などを集め、ごちそうを味わう行事も残っている。ハロウィーンのにぎわいも結構だが、地元の伝統行事も大切にしたい。(増)

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