注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

人工知能や情報通信技術を応用した取り組…

 人工知能や情報通信技術を応用した取り組みが、連日多方面で報じられている。足踏み状態の時期が信じられぬほど、飛躍的に進展する地点に達したようだ。

 IoT(モノのインターネット)も同様。さまざまなモノをインターネットでつなぐ世界から生じる可能性は、家電や機器の遠隔操作、監視といった場所から着実に拡大している。

 先日、県のIoT事業化セミナーが奈良市内で開かれた。IoTビジネスに関心を持つ企業担当者や起業家ら約130人が参加。主催者によれば、対象者の反応は予想以上だったという。

 新たな事象への着手が遅いとされる県や県内事業者。今回も決して早くはないが、新時代に向けてIoTに対する本気度はうかがえる。

 生活の充実は、モノを入手する時代から、よりいいモノを得る時期を経て、所持するモノをどれだけ活用できるかへと変遷している。それは、われわれ消費者にも学ぶ必要性を迫る世界だ。

 IoTの技術がどれほど身近になるかは、まだ判然としない。自分の生活に要不要もあるだろうが、実相を知ろうとする気持ちは持っていたい。(智)

 

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