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国原譜

奈良市内で開かれた「県障害者政策推進ト…

 奈良市内で開かれた「県障害者政策推進トップフォーラム」で、荒井正吾知事が「障害者が働くとはどういうことか」と問い掛けた。

 久々に聞いた、知事お得意の本質論。フォーラム第1部の政策推進会議での発言で、「人(障害者)を差別しないことをどう教えるのか」と支援教育の在り方にも触れた。

 全国の都道府県で、県は現在第3位の障害者雇用率(2・4%、昨年6月1日現在)を誇る。目標はもちろん、全国1位達成だ。わが県の温かさを示す、うれしい数字には違いない。

 それでも課題は尽きない。会議の出席者からはさまざまな問題点や注文も相次いだ。具体的な取り組みで解決されるものもあれば、頭を抱えそうな難題もある。

 荒井知事の方向付けは、ありきたりの標準化されたマニュアルではない独自の施策の展開。まさに言うはやすしの典型みたいなものだが、どのように示していくか。

 石を積み上げていって、自分の背より高くなったら、どんな姿勢で石を積むか。かつて聞いた言葉だ。障害者の本質論を踏まえてどんな姿勢(政策)が現れるか、大いに注目したい。(北)

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