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国原譜

毎年の同じ思い。きょう6日は「広島平和…

 毎年の同じ思い。きょう6日は「広島平和記念日」。そして9日は「ながさき平和の日」。15日は「終戦記念日」。戦争と核兵器の廃絶を祈る。

 昭和20年に戦争が終わったことを告げるのだから終戦には違いない。だがなぜか、終戦ではなく「敗戦」だったことを忘れてはならないと思う。

 当方も戦争を知らない世代ではあるが、敗戦を終戦と言い換えてはならない気がする。敗戦だったからこそ憲法9条があったのではないか。わが国民は非戦の誓いを立てたのではないか。

 国家にとって本当に軍隊は必然か。軍隊と武力によってしか国家の安全はないのか。この問いに対して、私たちは政府に任せるのではなく、自力で答えねばならない。

 世界の各地でテロが起きている。内戦が起きている。地域紛争は絶えない。多くの血が流されている。挑発的な軍事行為(北朝鮮のミサイル発射など)もある。

 しかし、だからといって軍隊と武力は必然か。すべての戦争と武力を否定する非戦の理念は非現実的に見えても、この理念こそが未来への道かもしれない。(北)

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