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国原譜

福岡市で開かれていた全国知事会議で、今夏…

 福岡市で開かれていた全国知事会議で、今夏の参院選で初めて導入された「合区」の解消を求める決議が採択された。賛否が分かれ文面修正もあった。

 合区の問題点として「都道府県ごとに集約された意思が参議院を通じて国政に届けられなくなる」ことなどを挙げた。そして今回の合区は「緊急避難措置」だとした。

 県によると、同会議に出席した荒井正吾知事からは、決議をめぐって特に発言はなかったという。ただ、知事は以前から、都道府県単位の選挙区堅持を主張していた。

 平成26年4月に開かれた参院選挙制度協議会の場で荒井知事が発言。参院の役割や少数意見の扱い方、1票の格差などについて持論を展開した。

 憲法上の要請は衆院選が唯一の「政権選択の選挙」としていると指摘。参院選は「政策選好」についての国民の意見表明と捉えるべきだとした。参院は政権選択の場にあらず、という考えだ。

 都道府県単位を前提に投票価値の平等も求めるには…。荒井知事の提案は選挙区選挙の1人区、奇数区(議員定数)を認めること。この案が再浮上するかどうか、興味深い。(北)

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