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国原譜

参院選が終わった。自民、公明両党は勝敗…

 参院選が終わった。自民、公明両党は勝敗ラインとされた改選過半数超えを達成。与党への信任、安定を求める民意が示された。

 同時に改憲勢力の議席数は、非改選と合わせ発議可能な3分の2を上回った。今後の展開が一層注視される状況に変わった。

 盛り上がりに欠けた今回の選挙で、選挙権年齢の18歳以上への引き下げは耳目を集めた。県内でも選挙への関心向上に、高校などで模擬投票や国政に関する授業が行われた。

 ただ、自分の1票にどんな力があるのかは、座学や想定演習では実感しにくかったかもしれない。実際の選挙結果と、その後を見るまでは。

 熟慮の上投票した人、最終的に棄権を選んだ人、無関心だった人など、さまざまだったろう。そのどれもが国の進路、自身の暮らしに影響があることを覚えていてほしい。

 選挙後、安倍晋三首相は効果に賛否が分かれる経済政策「アベノミクス」の推進を明言。改憲への前向きな姿勢もあらためて示した。こうした動きの確認が、次回選挙での投票行動の材料になる。もっともこれは、若者に限ったことではないのだけれど。(智)

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