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ここまできたら辞職しかないだろうが、真意…

 ここまできたら辞職しかないだろうが、真意が分からない。東京都の舛添要一知事の政治資金を巡る公私混同問題は大詰めを迎えた。

 参院選を控えているだけに、各政党会派がどうするのか、国民が見ている。知事の辞職を求める考えでは一致しているが、不信任案の提出で政党間の駆け引きが続いている。

 自ら辞職すれば別だが、今のままでは成立間違いない。10日以内に議会を解散するか、そうでなければ失職する。ここまで失った信頼を取り返すことなどできない。

 トップの座にあるものは、他人の話を都合よく解釈するものなのか。テレビの中継を見ていれば、感覚がマヒしているというか、国民と遊離した答弁に終始している。

 大東京の話ということで、“観戦”している側は、他山の石とせねばなるまい。政党間の駆け引きは、どこも同じだ。奈良市の住居表示問題の委員会でも、ややっこしくなっている。

 市会のことに県議が口を出し、話を複雑にしているとも聞く。肩書で物を言う人間は、しょせん小者だ。都知事もそうだが、すべて人間性の問題なのだろう。(治)

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