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国原譜

市民の代表である議会を軽視する姿勢を改め…

 市民の代表である議会を軽視する姿勢を改めない限り、事態の進展はない。奈良市の新斎苑(火葬場)建設を巡り、心ある市民は心を痛めている。

 議会基本条例に基づいて20日夜に報告会が開かれたが、この問題に意見が集中した。市が計画する横井町の山林について、反対する住民の声が大きかったという。

 新斎苑の必要性は誰もが認めるところだ。毎日のようにどこかで葬儀があり、お世話になるところでもある。それだけに市民一人一人の問題となっている。

 今月、身内の葬儀に参列したが、関東の人口3万人余の市で、立派な施設に感銘して帰ってきた。その10倍以上も人口のある、しかも県庁所在地の奈良市と比較し、情けない思いがした。

 仲川元庸市長は、得意の弁舌で市民説明会などを開くことで、手順を踏まえているつもりだろうが、市民全体は必要である認識は変わらない。

 市民に説明したという形式に過ぎない。そうではなく、地元住民と議会の理解をどうするかが欠落している。予算案が修正された重みを認識し、議会への謙虚な姿勢が求められている。(治)

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