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国原譜

今春卒業した大学生の4月1日時点の就職率…

 今春卒業した大学生の4月1日時点の就職率が統計開始の平成9年以来、過去最高だったことが国の調べで分かった。早期離職がなければ歓迎できる状況だ。

 大学生らが対象の経団連の就職活動ルールは、昨年来批判を浴びる。だが優秀な人材の確保に、本格的なインターンシップ制度を導入する企業が増える一因にもなった。同制度は、企業の業務内容を具体的に知り、ミスマッチを防げるなど学生側にもメリットが多い。

 実務を知る点では、産学連携の取り組みも注目される。五條市大塔町の「道の駅」では、帝塚山大学の学生がレストラン事業に協力している。

 昨年に続くものだが、店舗の内装を自らデザインして一新するなど、前年と同じ取り組みにとどまっていない。一定の成功を収めた昨年を上回るための学生なりの工夫がある。

 成否は見通せない。ただ、関係した学生が仕事や社会を意識し、後に有用な何かを得るに違いないことは分かる。

 こうした取り組みが、就活で企業に評価されるようになればとも思う。何より、早期離職の歯止めの一つになる可能性も見えるからだ。(智)

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